何と言っても 梅雨の真っ只中
担当大工は言わずと知れた 雨男
そんな季節でも 建前となれば好日にするのが
私の役目 晴れ男
予定通りの良き日に
建前を迎えることが出来ました
想定はしていたものの
思うより手の掛かる建前になりそうな予感は
この太い M20のボルトや
特製の分厚い座金を取付ける際に感じておりました
低めの1階部分を固めるまでに手間取って
2階部分の 階高4mに手こずって
まだ夏の暑さに慣れていない体が 少々重く
それでもこの季節の陽の長さに甘え
暗くなる手前 時間のいっぱいまで
箱屋初 斜めの柱を持つ箱が
予定のところまで建ってくれました
まだ明けぬ梅雨の空 室内だけはやたら青く
そして このブルーシートが外れ
室内の青が空へ移る頃
箱の全容を捉え
造るべき方向も見えて来ることでしょう
設計者の自宅というテーマのこちらの箱
最初に声掛けいただいてからこの日まで
まぁまぁの年月があり
それこそ途中 設計変更などもありながら
根気よくたどり着いた 建前の日
その思い入れとこだわりを粛々と受け止めながら
その上で
私たちの知恵も利用していただければ
施工を頼まれた甲斐もある というものでございます