ここ最近
毎日どころか毎分毎秒ごとに飛び交う「平成最後」
イベント事に興味の薄い私の 平成から令和への切り替えは
21世紀が音もなくやって来た時と同じく
きっと無音で切り替わることになるのでしょう
それでも平成という時代に開業した箱屋ですから
思い入れがあるのはもちろんで
私も一つくらいは平成最後を謳ってみたい
と思っていたところの それに相応しい行事
箱屋にとって 平成最後の地鎮祭 をお迎えしました
地面へ 建物の形に縄を貼り
これが今回の建物のサイズですよ と
施主さまに説明すると
「え…コンパクトなんですね」
という言葉が出てくることがほとんどで
それに対し
コンパクトに見えるのは今だけですよ
建前以降 コンパクトという言葉は一切出てきませんよ
と 説明するのが楽しくて
平成の時代に何度もこんな会話を交わして来たんだなぁ と
感慨も深く
まずはこの時代の節目まで
工務店を続けて来られたことの感謝も心に乗せつつ
地鎮の儀に参加させていただきました
今はコンパクトにしか見えない 縄で囲まれた平面が
想像を遥かに超えるボリュームの箱となり
施主さまを驚かせる日が楽しみで
その楽しみが施工の 原動力 でもあるのです