職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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授賞式は気恥ずかしい でも受賞はとても喜ばしい

完成してから かれこれの3年が経つのですね

面積を見れば小規模の増改築でしたが

各面で勉強させていただいた箱です

 

 

設計士さんはお若い方で

しかも遠方で初顔合わせ

 

見た目のいかつさ(失礼)とは違い

粘り強く繊細に

遠方の私たちをコントロールしてくれたことと

図面の丁寧さ正確さが大きく印象に残っています

 

そんな箱が

 

 

ん? なんて書いてあるのかしらん

 

 

第26回 愛知まちなみ建築賞 

 

ほんとにありがたいことでございます

 

 

 

「まちなみ」を形造るほどのサイズではありませんが

「まちなみ」にリズムを作る役割は果たしている

その辺りが「まちなみ建築賞」なのだと解釈しています

 

 

 

屋外ブラインドのウインクもチャーミングなこちらの箱は

施主さまも魅力的でロックンロールなお方

 

その施主さまのリズムが

この箱を通して「まちなみ」へ広がってゆく

 

リズム隊として役割の一端を担えたこと

とてもうれしい受賞でございました

昭和の人へ向けて

昭和生まれの人は

トキオが空を飛ぶ〜 のフレーズで

 

 

古墳 が空を飛ぶぅ

 

 

同じく昭和の人は

例の クララが立った!を思い浮かべて

 

 

立った!

 

 

古墳が立った!

私は建前が好き

施主さまにとって建前という儀式は

「好き」「嫌い」で表現するものではなく

 

 

例えるなら「楽しみ」であったり「ようやく」であったり

「これからだ」と意気込みを新たにする日でありまして

 

 

標題のように建前を「好き」と表現するのは

いささか筋の違いを思いますが

 

でも好きなものは好き

 

 

私にとって土台までは2次元の世界

柱が建って ようこそ3次元

 

そんな次元を超える建前という日が好きなのは

建築に関わる者として仕方のないこと

 

そしてそんな機会を与えてくれる

施主さまに感謝をする日でもあります

 

 

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屋外のことはだいたい分かりました

お正月を挟んで

大工さんの作業は徐々に屋外から屋内へとシフトしていきます

 

 

 

外壁・屋根など屋外の納まりについては

ほぼ 理解しました

建前までに各所検討していたおかげで

予定通りに納まっています

 

 

室内はこれからです

 

ただ

考えなくてはいけないポイントは抑えているつもりですので

怖くはありません

 

 

 

建築現場に 怖い という表現はおかしいですが

納めるべきポイントを見失うと

実際 途端に現場は怖く・固くなります

 

だから現場を怖がらせないように

理解してあげることが 私たちのお仕事なのです

住宅も倉庫も 箱は箱

 

住宅とはサイズ感が違いますが

 

 

といっても 使う材料は同じようなようなものだったりで

 

 

打合せの仕方にも変わりなく

現場でサンプル片手に 盛り上がります

 

 

でも外から眺めると

あぁやっぱり住宅とは違うのね と感じたり

 

 

ゴツい角パイプをそれほどゴツく感じない広さが

住宅とは違うところでもありますし ワクワクするところ

 

 

仕上げ直前のひと時 静かにはにかむところなどは

 

住宅も倉庫も事務所も店舗も

どの箱も おんなじ なのですよ

足場解体の途中

足場解体という作業は 現場の終盤の始まりを告げる

ファンファーレ みたいなもので

 

 

ジワジワと細工を積み重ね進行していた現場に

大きな変化をもたらします

 

 

解体直後の写真を載せることはよくありますが

 

 

解体作業途中をご紹介することは少なくて

これもやっぱり人力作業

 

ガチャガチャ ガンガンと

金属パイプのぶつかり合う音の激しさが

現場を完成へと導いてくれるのです

まさかの古墳

とうとう私も 古墳造りに関わるようになりました

 

 

形状は定番の 前方後円墳

依頼主は卑弥呼様?

 

 

構造は現代アレンジの 鉄筋コンクリート造で

 

 

最終的には

 

 

立っちゃいます

完成近し

 

完成の姿が見えて来るにつれ

そう言えば

あれもやらなきゃ これもしなくちゃ と

 

残りの工事の手配と仕掛けで現場は ワサワサ とし始めます

 

 

 

 

 

例によって最後は外構と植栽

 

 

樹木が入った瞬間の 様変わりようを楽しみに

ここから変化の1ヶ月を取りまとめていきたいと思います

隅から隅まで 見てみよう

遅ればせながら 明けましておめでとうございます

素っ気ないあいさつでごめんなさい

 

年も明けて早々の告知となります

今週末1月13日のお話なので時遅しの感もありますが

 

現在稲沢市で施工中の住宅の

見ていただこうという企画です

 

 

現場のこんなところや

 

 

あんなところ

 

 

遠くから眺めてみたり

 

 

間近で感じてみたり

 

 

完成後のかしこまった住宅とはちょと違う

手の跡がよく分かる この段階での見学会です

 

前日には掃除もするつもりですが

もちろん足元もよろしくありませんし

少々なりとも汚れても良い格好で

職人気分を味わいた方も是非どうぞ

 

詳細は 服部信康建築設計事務所 さんのNEWSを御覧ください

 

計6組みたいな告知となっていますが

ここだけの話 多くの方に見てほしい

 

出来上がった箱もいいけれど

製作途中の箱も 活き活きとしていて楽しいですよ

 

建築物は設計士だけが造っているのではなく

私たちも造っているんだ

多くの人の手で造っているんだ

知恵を出し合いながら造っているんだ

真面目に造っているんだ

必死で造っているんだ

 

それを伝えるのも私の役目かと思っていますので

こういった企画を多く開催出来るような亥年に

 

まずは1月13日

皆さまのご来場をお待ちしております