かれこれ30数年になる
もはや 大昔と呼んで差し支えのない以前のこと
私は とある学校の建築学科で
おおむね毎日ギターを弾いていたのですが
先生の部屋に行くと AUだったかSDだったか
海外の雑誌なのか日本のなのか
とにかく アルファベット 2文字の建築雑誌が置いてあり
そこに載る 写真の美しさと建築の奇抜さは
当時遅ればせながらに聞き始めたジミヘンとかの
海外の伝説的なロックほどの衝撃では無かったにせよ
それでも充分に憧れを覚える対象でありました
その後 進路を決めるに当たり
建築学科に在籍する私には 大きく分けて
設計か施工か という2択が突き付けられ
アルファベット 2文字の雑誌に載るような
設計の世界に憧れはありながら
そこは ジミヘンのギター同様
努力の末にたどり着けるような世界とは思えず
そもそも設計のセンスに微塵の自信もなかった私は
迷わず造る側へと進み 現在に至っているのですが