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円弧を描く(みんなの苦手な数学の時間)

35年前のこと

 

私の人生において今後関わることはないであろう と

そう勝手に解釈して理解を放棄してしまった 微分と積分

 

人生に「もし」があるとして

 

もしあの35年前 数学の授業で微分と積分を習得していたら…

 

 

はいっ というわけでやって参りました 建前の日!

 

 

 

 

屋根までのところは パキパキっとスムーズに

 

 

 

 

途中 鉄骨の補強梁のところで手間取るものの

 

 

 

ここも難なくクリアで 次のステージへ

 

 

次に登場するのは 円弧を描く屋根の部材が9枚

こちらが本日のメインイベンター

 

 

 

とは言え 取付けは計画通りの予定通りで

 

 

こちらも難なく スポスポっと設置されていきます

 

 

写真では分かりづらいのですが 高さも通りも驚くほどに正確で

 

こういうのを造ると分かるのですが

今回の9枚 それぞれ手作業で造っていて

それら9枚 ほんの数个寮什邯躡垢

高さも通りも大きく狂って来たりするものなのです

 

これも各部寸法を計測しながら 気を配りながら製作してくれた

大工さんのおかげだと言えるでしょう

 

 

 

さて 円弧

 

 

直線と曲線では扱いがまるで別物で

 

直線はどんな角度であろうと

私の電卓に常備されている sin cos tan と書かれた

三角関数さんが解決してくれるのですが

 

曲線を解析するには 多分…多分ですが

微分とか積分を使うんですよね きっと

 

35年前に微分と積分を習得出来なかった私は

今回CADを使って半径7.35mの曲率を設定し

その円周の約10分の1にあたる4.56mの円弧を

ここの2階の天井の形としました

 

 

屋根部材の製作時

まず最初に並べたのは304个ら1个鼎跳梗个鯢佞韻

台形にした角材

 

ここが多分…多分ですが微分のお話なのだと思います

 

その1个侶梗个硫湛が実は面倒くさくて

 

いいじゃん別に 直角にスパッと切り落としたって

1个覆鵑童た目じゃ分かんねぇよ

 

はい 見た目では分かりません

ただ 連続させると大きく変わります

 

304个里泙泙農擇辰震攤爐鬚弔覆欧燭箸海蹐

直線にしかなりませんが

1亰梗个鯢佞韻震攤爐鬚弔覆欧襪犯招7.35mの円弧を描きます

 

そしてその1个侶梗个

屋根に掛かる力を箱本体にも伝えてくれるのです

 

今回の屋根部材の精度は

その1个琉嫐を信じてコツコツ加工してくれた大工さんの勝利

 

 

こうなると CADと大工さんの技術があれば

微分を理解していなくても

美しい円弧を描けることが分かってしまったので

残念ながら私は数式としての微分積分を習得せずに

人生を終えることになりそうです

 

 

 

建前も無事に完了し

翌日に雨予報を聞いたものですから

ブルーシートでくるむまでが本日の作業で

 

 

見上げるとそこには弧を描く天井があり

 

 

その下では楽しそうに集う 施主さまご家族と近所のお友達

 

 

完成の日まで学びながら

お引渡しのころには今より少しお利口さんになれるよう

みんなで成長する現場にしたいと思っています

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