職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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YOKONI PLANTS

私たちは 箱屋

生活や商売を容れる 箱を造っています

 

 

このたびはその両方

生活と商売を容れる箱を造りました

 

 

間もなく創業100年を迎えようとされる

フタムラグリーンサービスさんの 新店舗

 

横井2丁目という住所だからとお聞きしましたが

他にも意味を持っていると思われますが

 

ずっと続けて来られた場所を大切にする

YOKONI PLANTS という名前

 

 

7/19〜7/21で行われている内覧会にうかがって

私たちが造って来た箱の意味を理解しました

 

 

 

 

理解した気になってはいますが

言葉で説明は出来ません

 

 

ただ 新たな 場所を造る という作業に

参加出来たことを ひっそりと

誇りに思わせていただきます

 

夜に透ける

透けるの「透」は 透明の「透」

 

 

 

透明という言葉は

明かりが向こう側へ抜けていく様子を表します

 

薄い布一枚が陽光や照明を支配する様は

見ていて楽しいもので

 

 

閉ざしてみせたり 開いてみせたり

 

 

 

こちらの箱はそこかしこが「透」の箱

 

 

透明なのに カラフルで

 

 

透明だから カラフルに

落陽の時間

私は西陽が好きです

 

 

すき間から横なぐりで潜んで来る光が好きで

 

 

窓の輪郭を強い光でにじませてしまう

ほどの西陽が好きです

 

 

ここは全般に陽当りよろしく

東陽から南陽を通って西陽まで

まんべんと浴びて気持ちの良い箱ですが

私のその日の疲れを連れ去ってくれるのはもちろん西陽

 

そんな陽の当たる箱も そろそろ終盤

落陽の時間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お片付け の時となってまいりました

 

特殊と言っても 差し支えはない

リフモという聞き慣れない商品

100%リサイクル繊維素材 つまり元はと言えば古着・古布を

 

 

壁に貼ってみる

 

 

亜鉛メッキ鋼板 私の思い出の言葉でトタン板

押入れの中で箱状のものを見ていた記憶を

 

壁に貼ってみる

 

 

 

通常 壁の中に配管を埋め込むことにさえ

物議を醸すことの多い エアコンの冷媒管を

 

 

土の中に埋めてみる

 

 

先日記事にも書いたベニヤの仕上げ

天井いっぱい この写真に写っているだけでも 12枚 

 

 

向きを吟味 木目を選択して

それを 一枚に連なる 天井画 のように

 

 

大工さんが貼ってくれている

私だって手伝う

私だって写真を撮っているだけの人ではありません

 

 

とんでもなく重い 鉄の扉 が搬入されれば

運ぶくらいのお手伝いはするのです

 

 

ドアのハンドルだって取り付けられるんです

丁番のビスを締めたりもするんです

猫の手では出来ないことが出来るんです

 

 

ただそんな姿が

写真に残っていないだけなんです

造ったことがない

 

 

今のところ室内の造作風景は

まだ今までに経験したことのある作業が続いています

 

 

でもそろそろ見慣れない部材も入ってきたりしています

 

 

私たちは比較的

ガラスの 使用量多め の工務店だとは自覚していました

 

でもさすがに今まで 全面 一面 上から下まで

大小のガラスとサッシで組み合わされた

このような透明な建築物を 造ったことはありません

 

 

これから室内も

未経験施工ゾーンに突入して行く予定です

作業をして いただいている

 

当然のことながら

この二人の大工さんは屋根の上で

謝罪をしているわけではなくて

 

 

狭い屋根のすき間に 潜り込んで

潜り込んで いただいて

 

 

まぁまぁの急勾配 すべり落ちそうになりながら

 

 

室内は さながらアルミ材の加工場で

 

 

本業とはちょと違う

現場加工のアルミ材 ガラス枠の取り付けを

して いただいている のです

大きく変化しているけれど 写真では分かりづらい

日々 現場は動いています

 

少しづつの時もありますし

目に見えて大きく動く時もあります

 

 

青シートにくるまれた大きめの箱

 

 

ひとたび シートを脱がされて

骨組みむき出しの上に 何を着させてくれるのでしょう

 

 

今回 この面の衣装は 透明ガラス

 

1ミリ以下の青シートから 5ミリの厚みへ

大きくとはいい難いものの

相当の変貌には違いなく

 

 

 

でも まとった衣装は シースルー

目に見えての大きな変化が

目に見えて変わらないとは これ如何に

 

 

しかし 明るさといい 暖かさといい

室内の快適は青シートとは別物で

 

幸いにしてここの現場担当は

寒さにめっきり弱いと評判の私

 

今冬 ここにいれば寒さに震えることはなさそうです

店舗併用住宅の建前をご報告

暑かった今年の夏は

ここの基礎の上で過ごしていました

 

 

 

そして9月には 建前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだしばらく

ここで過ごすことになりそうです

大きな建物

6月13日の土曜日は

東海地方梅雨入り発表後 3日目で

雨天が約束されていても不思議はなく

朝の予報 降水確率80%

 

 

それが テント準備の完了のころには

一時的にも雨が止み 気温も抑え気味

 

雨天の地鎮祭定番

「雨降って地固まる」の常套句が ピタリとはまる

まずまず快適な天候で祭事をお迎え出来ました

 

 

 

 

 

今回は

お店と住居を併合した大きな建物になりそうです

 

なりそうです…ではなくて 

大きな建物になります

 

大きな建物を建てるのですから

敷地は広く 助かります

 

 

植物を扱う温室のような店舗と

5人家族がお住まいになる住居を

一つ屋根の下に成立させるのが 今回の任務

 

温度管理・空調管理・日射管理など

人にも植物にも優しく造らなければいけません

 

人に対してですら 優しく出来ているとは言い難いのに

植物にまで優しくとは

 

ともあれ地鎮祭の今日が

どちらにとっても優しい天候だったことは幸先が良く

 

完成のころには

人にも植物にも優しい工務店となれるよう

 

勉強学習の箱造りを スタート いたします