職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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A様邸の近況をご報告

 

 

8月の暑い日に

お引越し を迎えていただきました

 

 

 

 

 

 

出来ることなら ドローンを使い

鳥の視点で真上から

全体を眺めてみたいと 強く思う箱となりました

ほめて伸ばすタイプ

こちらの施主さまは

私たちを ほめて伸ばすタイプ

 

 

むやみに ではなく

キチンと現場を見た上で

的確に ほめていただけるものですから

 

 

 

 

金子くんも伸びましたし

施工の皆さんも

実力以上を発揮できているように感じます

 

 

 

長い工事にお付き合いいただき

心より感謝いたします

 

まもなく完成 出来栄えにも感謝です

締めの時期

 

庭の人がやって来た

 

 

ということは

現場にとっての 締め の時期

 

 

庭木を植える 頃良い季節をお迎えいたし

 

 

 

 

室内 渋くまとめまし

 

 

ここまで出来ていても

完成の一瞬はまた別格で格別で特別で

 

その瞬間があるから

現場監督はやめられないのです

恩は仕事で返す

 

兵どもが夢の跡

外壁を貼り終えた直後の様子です

 

普段 こんなに板金の切りクズが出ることはありません

 

なぜなら発注時に細かく長さを指定して

現場での切断を極力少なくしているからです

 

 

 

 

 

 

ただ 今回はそんなわけには いきませんでした

 

同じ長さを連続して貼れる個所が 無い

言い切ってしまっても 言い過ぎではないでしょう

 

一枚貼るごとに長さが変わり

そして すぐに曲がり角がやってくる

 

板金屋さんもよく頑張ったと思います

 

 

 

特殊なところの多いこちらの箱ですが

金子くんも相当に苦労していますが

 

それ以上に

今回は施主さまに大きく助けられ

救っていただいています

 

 

完成まで感謝を込めて

ここに関わる造り手全員がその気持で

 

 

あと1ヶ月と少々

 

恩返しの時間帯に入って参りました

関係皆さま よろしくお願いいたします

立っている者は

立っている者は親でも使え と言いますが

 

 

とても 重たい 鋼製枠を取り付ける時は

 

 

施主も設計士も使って

 

 

鋼製枠を取り付けます

 

 

ご自分で取付けた窓からの眺めと

ご自分で取付けなかった窓からの眺めが

 

違う景色あってくれたら喜ばしく思います

無理されませんように

 

左のマスクの男性

普段は明るくチャーミングな施主さまなのですが

 

今日はどうも様子のおかしく

右 白マスクの設計士氏との間にちょっとした距離が

 

現場で問題発生!?

もしかして険悪ムード?

工事中断 現場監督解雇??

 

おそるおそる施主さまに声を掛けてみると

 

「妻のインフルエンザがうつっちゃいまして…」

 

インフルエンザは出社禁止 1週間

現場へも立入禁止でございます

 

「でも 現場見たいじゃないですか…」

 

高熱を押してまで施主さまが見たかったものが

こちら

 

 

 

 

曇天の下 鈍く光る銀色の屋根

 

 

見る人が見れば分かると思うのですが

こちらの屋根は ガルバリウム鋼板 大波板葺き

 

詳しくは説明しませんし 詳細は企業秘密ですが

 

片流れで しかもそれが8枚も重なるというこの状況は

例えて言うなら

インフルエンザの人が39°の高熱にも関わらず

現場に来てしまう ことよりも

 

数倍 無茶なことをしていると

思っていただいて差し支えありません

 

 

屋根も人も

くれぐれもご自愛くださいますよう

お願い申し上げる次第にございます

屋根が降る

 

空から屋根が降ってきました

 

 

正しくは屋根の一部が 降ってきました

 

 

もっと正確にお伝えすると 屋根の板金を留めるための

鋼製垂木が降ってきました

 

 

 

 

打合せと検討を重ねた末の作業でしたので

 

金子くんも少しホッとしたのではないかと

推察しています

夏の想い出 初秋の決意

この基礎とともに過ごした2019年の夏

 

 

 

 

紆余も曲折もなく

ただひたすらと まさに積み上げるがごとくに造り続け

 

 

ようやくたどり着いた 建前の日

 

 

気が付けば 空も少しばかり高度を上げ

目を離したスキに 秋の青へと色味を変えて

 

あの暑い夏はなんだったのかしらん 9月16日

申し分のない 好天吉日 でありました

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全貌がようやく

 

ここへ至って ようやく

建物の大きさを実感  把握  つかめるようになりました

 

 

 

土を固め

 

 

コンクリートで場を造り

 

 

レッカー車を使い  荷物を揚げて

鉄筋が組み上がったのが つい先日

 

 

通常カウントダウンは10からスタートするのですが

 

建前までのカウントは 今のところ

20 くらいでしょうか

 

 

それでも各所の難所も 煮え詰まりを見せ始め

20程度のカウントは あっという間に過ぎてしまいそうな

現場の盛り上がりを感じる 今日この頃です

コンクリート三昧

鉄筋を組んで

 

 

型枠で囲い

 

 

コンクリートを流し込む

 

 

こちらの現場ではこの一連の作業を

あと5回?いや6回かな

 

ひたすら 精度高く 繰り返すことになります

 

 

先回流し込んだコンクリートの

型枠を外した後に現れた あまり見掛けない肌合いは

建物の全体像の見えない現時点において 異質とも感じますが

 

ただ今後見えてくる建物がこれ以上に挑戦的であるため

きっと溶け込むように馴染んでくれるのだと理解しています

 

あと6回 コンクリートを流し込むたび

徐々に建物の規模が見えて来る

 

木造住宅(しかも平屋)でありながら

なかなか建前にたどり着けないじれったさを抱え

 

それでも根気良く コンクリート三昧の夏を続けるのです