職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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刺激の多い10月リポート

10月が身勝手に

あっという間と 過ぎ去ろうとしています

 

11月に入れば 師が助走を始め

12月に入った途端に全力疾走

そろそろ私の目に お正月が映ります

 

さて10月

 

繰り返される台風水害の報に胸の痛みを覚え

 

身近の被害はないものの

まったく他人事とは思えない商売をしていることもあり

今後未来の気象事情が気になって

 

何があっても絶対に大丈夫な箱

 

そんな夢想をある程度の現実にしなければならない時代が

来てしまったことに畏怖しています

 

 

そんな10月

 

旧くからの懇意の設計士氏の

普段からとは規模の違う 相当な努力を詰めた箱を見学

 

 

クライアントが何を求め 彼に設計を依頼したのか

それに応えた姿に 大きな刺激をいただきました

 

 

 

 

そして10月

 

身を削るかのごとく 私小説のような建築と

 

 

大人のための童話のような建築を

 

 

拝見させていただきました

 

共通項の多い2邸ながら

それぞれの設計者の持つ強さが

まったく別の物語となって現れています

 

普段の見学会では 工務店のオヤジとして

施工のほど具合をイヤらしい目つきで

眺め回すのですが

 

この度は施工者の技術を上回る 設計者の想いを

やっぱり 眺め回してまいりました

 

 

ところで10月

 

ちょくちょく話題に上げる 午前十時の映画祭

 

 

知らないのなら知らないままにしておいた方が

身のためかと思う 時計仕掛けのオレンジ

 

現代においては映倫区分 R18+ の大人の映画

 

ただ私はそんな区分のない時代

10代中盤にこれを見てしまったので 手遅れです

 

刺激なんてだいたいにおいて慣れてしまうものなのですが

この映画から発射される刺激には慣れることがなく

 

何度見ても ミートスパゲティが食べたくなり

何度見ても  雨に唄えば を口ずさむ

 

あぶないおくすりのような映画を 楽しんでしまいました

 

 

 

あぁ10月

 

普段より刺激の多かった10月が終わり

年末を待たず全力ダッシュな 11月がやって来る

 

刺激を受けたから若返るってことはありませんが

ダッシュ用 燃料補給の1ヶ月だったように思います

トリエン夏休み

 

 

 

これは トリエンナーレ

 

 

 

これは 美術館

 

 

 

 

これは トリエンナーレ

 

 

 

 

これは その周辺

 

 

 

 

 

 

 

 

これは 夏休み

 

 

これは 遠雷

 

 

 

これは トリエンナーレ

BBを一滴

BBと言えば

 

キング!と答える人や

フェラーリを思い浮かべる方とか

まさかのブリジット・バルドーと解く御仁など

 

さて 私にとってのBBは

映画「ブルース・ブラザース」の他になく

先日の 太陽の塔 同様 私の中に溶け込んでいます

 

幸いにして 記憶力に難のある私は

同じ映画を何度見ても新鮮に楽しめるという特技があり

 

このたび 午前十時の映画祭で上映された

「ブルース・ブラザース」を

何度見たかこれまた忘れてしまい ありがたく

初回の心持ちで楽しんで参りました

 

もちろん流れる音楽は曲順含め

全て耳の奥に常備されていますし

 

アレサ・フランクリンの不機嫌そうな顔は左目の奥に

レイ・チャールズの発砲シーンは右腕上腕に

そしてパトカーの次から次への大転倒シーンは

いつでも再生可能な前頭葉に

それぞれ配備されているのですが

 

それでも 何度見ても新鮮に見てしまうのが

この映画の素敵なところ

 

もし私に43万円ほどのあぶく銭があったら

Amazonで売られていた

この等身大ブルース・ブラザース フィギュア

 

 

399,600円+送料30,000円を買ってしまいかねないほど

と お伝えしたらその気持を分かっていただけるでしょうか

 

7月上旬に夏風邪の高熱にうなされ

疲労が困憊でヨタヨタの虚弱な体へ

BBを 一滴

 

私にとっては 夏を乗り切り

秋まで行けそうなほどの特効薬でした

昭和は遠くなりにけり

大阪と言えば これ

 

 

コレ

 

 

大阪を訪れたのは

前回の大阪万博 1970年以来の 49年ぶり

 

そのころ私 幼稚園児

連れられるがままの人混み・雑踏しか記憶になく

大阪に行ったことがある

などとは とても言えたものではありませんが

 

そんな大阪万博において

私の無意識に沈泥 溶け込んでしまったのが

この 太陽の塔

 

写真を見ただけでワクワクしてしまうのですから

三つ子の魂 恐ろしや

 

 

6月のある日曜日

知り合いの設計士氏に誘われて 「関西若手の仕事」なる

大阪で催された建築の企画展へ

 

普段より東海地方から出ることの無い私ですが

関西の設計・芸風はどんなものかしらんと

興味を持ってのこともありつつ

何よりその設計士氏との久方ぶりの再会を楽しみに

 

そして大阪と言えば あれを見に

 

 

 

49年ぶりに見た彼女は 何も変わらず

 

両手を上げて へそ曲げて

 

往時の日本が 万国博覧会のど真ん中に

これを造り 突き刺したことがあまりに美しく

 

そして残ってくれていることがただ 喜ばしく

 

今回の大阪行で半世紀前の邂逅を回収し

もう半世紀…までは無理としても

あと四半世紀くらい

 

私の無意識に再び塔を埋める旅を楽しんで参りました

ブラブラ 箱屋は5連休

 

 

 

 

小雨の大須を ブラブラ

 

 

 

 

 

小雨の伏見まで ブラブラ

 

 

 

すげぇな 山ちゃん

手羽先食べながら映画が見られるんだってよ

 

 

 

そうかぁ 今日から令和かぁ

 

 

そうだ…

 

 

本の 虫干し しなくっちゃ

本棚も作らなくっちゃ

 

 

緑も見なくちゃ

 

 

メガドンキに行ってから

見積しなきゃ

芸術の秋

どうやら私は大阪万博へ行っているらしく

 

「どうやら」と書いたのは

ほとんど記憶がないからなのですが

 

動く歩道の印象は

客観的なニュース映像だった気もするし

人混みのすごさで有名な 月の石は

見ていないはずだし

 

それでも大阪万博へ行っている以上

太陽の塔 の足元を

通っていることだけは間違いなく

 

当時5歳だった私に

あのすねたような口元は強く刷り込まれたようで

 

そののち10歳時

小学校の陶芸の時間に造った器の底に

塔の顔が現れていたのは

軽くトラウマとして残った証左でしょうか

 

人類の進歩と調和 という万博のテーマに

反発するような

 

意志の強そうな鼻柱 曲がった口元 シワの寄った眉間

背中に描かれた入墨のような黒い太陽が

何を伝えようとしていたのか

 

歳を重ねるごとに 再び気になっていた

トラウマの塔の

 

内部見学のニュースに

そわそわとしていたところへ

こんな映画が

 

 

いそいそと出掛けて参りました 10月の日曜日

 

もっと造られた経緯とか製作の様子とか

丹下健三とか黒川紀章とか

見せてくれたら嬉しかったのですが

 

映画の主軸は

岡本太郎と太陽の塔に対する論評で

十数人の専門家が今の時代と塔を重ねて

推察するインタビュー映画

 

一部 あまりに太陽の塔を神格化する論評に

違和感を覚えたりもしましたが

 

それでもトラウマの塔で気になっていたことが

少しは分かったような気になりました

 

それはともかく

大きなスクリーンで存分に

塔の映像を見られたことが

何より私にとっての 芸術の秋

 

今年終盤を乗り越える力となってくれました

写真を撮ってもいいって書いてあったから

杉本博司さんという

ウィキペディアでは写真家という肩書になっていますが

その他 芸術・書・建築までたしなまれる多才なお方

 

その人が長い歳月を掛けて造った…

いや まだ造り続けている場所が 江之浦測候所

 

 

「海景」というタイトルの杉本さんの著名な作品

空と海を水平線で2分割した写真を間近で見た先に

 

 

海が広がっているものですから

つい「海景」を撮ってみたくなるのですが

 

これはもう

(撮れるものなら)撮ってみてください

という 杉本さんの挑発としか思えず

 

事実 海の中から

水平線が中央に見える位置まで浮遊して撮ったような

本家「海景」とは似ても似つかない

 

「海景」もどきが量産されてしまうのも

杉本さんの仕掛けの一つなのでしょうか

 

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日曜の午前十時から207分

比類無き映画です

ようやく見ることが出来ました

 

もちろん家でDVD WOWOWなど何度か視聴しておりました

 

 

家のテレビでは再生し切れない

密度の濃い映像であること

家庭では再生しきれない情報量があることは

うすうす感じておりました

 

だからいつの日にか映画館で視聴する日を夢見て

テレビで予習を重ねて来たのです

 

とは言え

テレビで見るのとさほどの変わりが無かったら…

期待が大きすぎて肩透かしを感じることになったら…

 

そんな不安を感じていたのも事実です

 

 

午前十時の映画祭

一日一回10時から 名画をリバイバル上映する企画

 

その名画の多くを4Kデジタル化して

初回上映時以上の画質にしてくれるというありがたい企画

 

久しぶりに晴れた日曜日

その映画祭に 七人の侍 の回が来ると聞き

期待 不安 半々で席に付いたのですが

 

開演数分で知るのは まるで別映画

テレビでの鑑賞は予告編にしかならず

3時間半の上映時間も あっという間のこと

 

この飯 おろそかには食わんぞ

 

物語の転換点となる 勘兵衛が茶碗を受け取る際のセリフ

分かっていても 鳥肌が収まりません

 

隅から隅まで 近景から遠景まで

テレビの画面ではおよそ判別のつかない細かな描写が

これでもかというほどに詰まっていました

 

207分をたっぷり使い

物語を端折ることなく 余計な場面など一切なく

名セリフと名シーンのつづれ織り

 

今のCG満載の映画には無い

すべて現場で人力を持って造る という迫力に

感じるところも多くありました

 

さてこの午前十時の映画祭

来週は何と メリー・ポピンズ

この映画で知った 屋根の上から見る景色への憧れが

私を建築の世界へ向かわせたことは

もちろん 誰も知りません

 

というわけで来週日曜も映画祭

夏が来るというのにインドア派の現場監督です

読書の秋

老眼というのは怖ろしいもので

本好きを自認していても

目の前から本を遠ざけてしまいます

 

時間が無い という理由もありそうですが

実はそれは大した制約とならず

毎日数分の時間を削れば一冊の本の攻略は他愛のないことで

 

歯が悪くなると食欲が無くなるように

目がショボショボすると読書欲も減退するようです

 

そうは言っても 読書の秋

特に秋雨の日曜日に本を読まずして何をするものか

と ばかりに老眼鏡を

パイルダーオン(←各自お調べください)

 

手にするのは「間取りと妄想」なる短編集

 

作者による平面図が併載されていて

その図面を眺めながら短編を読み進めるという趣向が

秋の長雨にピッタリとはまりました

 

職業病として気になるのは

そこに書かれた住宅の平面は果たして 木造なのかRC造なのか

 

話に登場する建物を木造として読むのとRC造として読むのでは

不思議と印象が変わるのも楽しく

もう一つ妄想すると

何故か鉄骨造の建物が印象に上がらないのも これまた不思議で

 

どこか少しづつおかしな間取りが

そのまま話の舞台であったり心理描写になったり

表現方法としての「平面図」を楽しみました

 

もう一冊はこれから読みます「赤色エレジー」

とてもグラフィックな漫画

好き嫌いはあったとしても

名作と呼ばれる作品には やはりそれ相応の存在感があり

読む前からワクワクさせてくれます

 

ようやく読書の秋の到来

ここのところ活字から離れていたので

読書欲が残っていたことにホッとしています

東京日帰り弾丸ツアー

GWに引き続き お盆も東京日帰り弾丸ツアー

 

終戦記念日の皇居近く

こんな日に他県ナンバーの車でフラフラすれば

まぁ検問で止められること

 

警官が4~5人バラバラ寄ってきて

「どちらに行かれるんですか?」

 

「わたしゃ国立近代美術館へ行きたいんですが…」

「わたしゃ近代美術館で 日本の家 1945年以降の建築と暮らし 展を見たいんですが」

 

とまぁ 今回の目的はその「暮らし展」

 

建築にも芸術家とか陶芸家とかのように「家」が付く人がいるのだと

初めて知ったのは 違いの分かる男 ネスカフェ・ゴールドブレンドの人

建築は近所の大工さんが造るものだと思っていたし

「清家清」って芸名に違いない そんなうまい名前があるものか

と 思っていたあの頃から40数年

 

違いの分かる人の建物が 原寸大で見られるとあれば

行かねばなるまい 東京へ

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