正面から見ても
少し離れて北側面
道路の対岸から見ても
南東 斜め上方からでさえも
外部からでは 先日「個庭」で紹介した樹木を
見掛けることは出来ません
さて 庭はどこへ 行った?
外に洩らすことなく
二つの個庭を独り占め
部屋内からの眺めは
外界への窓が少ないこちらのお家に
固有の時間をもたらしてくれます
外部は駐車場を造るだけ
中庭は樹木を植えるだけ
室内は漆喰を塗るだけ
年末から年明けにかけて 大詰めを迎えたこちらの箱は
ここから大きく変わっていくのですが
あとはそれぞれ 職人さんの腕に 委ねる こととなり
私はその腕を楽しく見てるだけ
というわけで
石屋さん 庭師さん 左官屋さん よろしくお願いします
兵どもが作業の跡として
窓ガラスに残した各種指示図面
そんなやり取りを経て
現場は終盤へと 突入 していきます
室内は仕上げ作業へと歩を進め
各所仕様がまとまる中で
残るイベントは庭工事
小じんまり 小さめの中庭と
大きく四方から眺められる中庭の
この2題がどうなっていくのか
夕暮れ時 作業灯ではありますが
そこに照らされる人の気配を中庭越しに見た時
樹木が茂った姿を楽しみとせずには いられなくなりました
足場越しにも見えていましたが
足場がなくなってことで 黒 が際立って来ました
窓が見当たらないのも
壁の存在が際立つ要因でしょう
黒くギュッと締まった箱の連立です
ともすれば無表情・クールに映りますが
黒い壁に中庭の緑が映えるようになった時
豊かな表情を見せてくれる計画ですので
その時の写真もまた
私自身が楽しみにしています
外壁の板金工事が進み 外装がどんどん黒くなっていきます
板金の具合を確認しながら
広い敷地に掛けられた足場の上を
あちらこちらと渡り歩いていると
とある個所から温かい視線を感じます
ん? 何? 誰?
エアコン配管用に設けられている
壁貫通パイプに貼られた養生テープのところ
無駄に上手な アンパンマンさんが
人目に付かないよう ひっそりとパトロール中でした
さすが正義の味方
私が足場から落ちないか陰から見守ってくれているのですね
ありがとうございます
立体の話ついでですが
階段同様「屋根」も 立体 の造形物で
開口部の上に乗る
小庇と呼ばれるちょっとした雨よけの屋根一つにも
いろいろな納め方があり
大工さんや板金屋さんの
手工が垣間見えたりすると
私の趣向心が刺激され くすぐられ
頬がゆるんでしまうのです
基礎も順調に進み
楽しくなりそうな中庭に
肥料を混ぜた美味しそうな土を
工事に先駆けたっぷりと 放り込んだら
あとはいつものように 晴れさせて
建前を行うつもりだったのですが
当日 あまりに雨の予報が出るものですから
建前の予定日に 御神酒だけ撒いて
2日間延期としました
新しく現場が始まっております
以前の建物の解体を経て
地鎮祭をお迎えしたのちの
基礎工事の 真っ最中
皆さま 建前は6月7日に決まりましたからね
予定しておいてくださいね