職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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現場が より良く変わる

不思議なことです

 

 

当初契約時の図面には

このような仕上げ材の貼り方は書いてありません

 

 

どうやら外壁も

契約時とは 素材からして違うようです

 

各所・各面で「より良く」という名目のもと

細やかな調整が行われているようなのです

 

もちろんそこに発生する差額については

施主さまにご了承いただいた上でのことではありますが

 

いくら施主さまが了承しても

これは「より良く」ならないなと判断したり

費用対効果に疑問が生じたら

 

細かな調整も認めたくありません

 

ただこちらの箱の設計士さんは

その「より良く」という大義名分を

うまくコントロールしてくるので

細やかな現場の調整に 毎度付き合うハメとなってしまいます

 

 

ハメになってしまう とは書きましたが

嫌々・渋々で造ると

より良くなるものも より良くならないので

 

より良くを もっとより良くする

 

それが出来る工務店でありたいと思っています

何とかの動く城

はじめに言っておきますが

私は標題にある「何とかの動く城」は見ていません

 

ただ何となくのイメージと予告編で

ポコポコっと箱が重なったような建物が

動いている姿を知っているだけで

 

こちらの箱のポコポコ具合が

私の中で勝手につながっただけのこと

 

もちろん言うまでもなく こちらの箱は 動きません

 

 

だからこの箱が

その 何とかの動く城に 似ても似つかないものだったとしても

 

 

 

お許しくださいますよう お願いします

現場の場面

 

造りかけの階段に置かれた リップクリーム

 

 

大工さんの可憐な唇が乾いてひび割れてしまうほど

難儀な仕事をさせているのかと 心配になったり

 

 

重いガラスを運ぶ力強い姿に 感涙しそうになったり

 

 

夕闇の中 スポットに照らされ浮かび上がる

一心不乱に加工を続ける姿を神々しく感じたり

 

現場へ行くと

飽きること無い場面の連続

 

私が刺激をもらうのはいつも現場

大切な場所だと思っています

こんくりの後

先日 こんくり を土間に流し込みました

 

 

建築業に関連する職種は

一般馴染みのないものが多く

 

例えば

お子さまの職業体験テーマパークであるキッザニアには

該当する職種が 大工さん しかないようで

 

 

こんくり をコテを使って平滑に仕上げる

今回ご活躍の 通称「土間屋さん」という職種は

数年後名古屋にも出来るというキッザニアで

体験出来るように なるとかならないとか

 

 

 

その土間屋さんが こんくり を仕上げたら

少しの間 床がしっかり乾くまで 養生の日々

 

 

その間は外壁廻りのお仕事を

キッザニアにある 唯一の建築業関連

メジャー職種の大工さんが

 

 

見せ場でもある正面ギャラリーの屋根を造ります

 

 

ここがガラスで囲われて ギャラリーとして活用される日を

私は とても楽しみにしているのです

建前 土日

ずっと天気が雨の予報だったので

それはもう やきもきの1週間でした

 

屋根の面積が大きくて なおかつ

枚数も多いものですから

 

1日で屋根の始末が出来るとは到底思っていませんでしたので

とにかく晴天が続いてくれることをひたすら願っていたのですが

 

いともすんなり 願いは届き

 

 

建前 土曜日 11月17日 を無事に迎えることが出来ました

 

ここに至るまで

構造部材を取りまとめるにあたり

多くの検討と協議の打開で1ヶ月

 

自分でも何を言っているのか分からなくなっていますが

 

 

とにかく好天の下

施主さまを迎えて楽しい建前の始まりです

 

 

 

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こんくりの前夜

コンクリートのことを こんくり 

ひらがなでの表記の方がしっくり来る呼び方を

現場では時折耳にすることがあります

 

 

この箱の床に見えるマス目は鉄筋で

その下に敷いてある青いのは断熱材

 

そして 明日の作業の正式名称は

名古屋の倉庫 土間コンクリート打設工事

 

略して

明日は朝から こんくり だでね

 

 

つまり ここに こんくり を流し込んで

土間を造る という作業をするのです

 

 

土間はそのまま この箱の床となりますので

キレイに仕上げなければなりません

 

最近急に陽も短くなって来たところ

こんくりの硬化具合も読みにくい季節でもありますし

明日のために投光器を設置してみました

 

 

透けた骨の足元に 鈍く光る鉄筋の

絡みつく風情が妖艶で

 

しかして この光景も今宵限り

 

明日は朝から こんくり だでね

 

灯りを消すのが少なく惜しい

こんくりの前夜でありました

寝た現場を起こす

コンクリートの強度確保のため

少し現場を寝かせていましたが

 

寝かせていたのは現場だけで

 

現場の外では

図面を作成したり チェックしたり

何度も作成したり チェックしたり

 

 

鉄骨の製品検査もしたり で

寝てる場合ではありません

 

 

さて鉄骨の準備も整いましたので

そろそろ現場を 起こします

 

 

目覚まし替わりに ドカーンと資材をおいて

 

 

ブブーンとレッカー車がうなりを上げて

 

 

施主さまにも 寝起きの現場を楽しんでいただきながら

 

 

 

 

かなり荒っぽい起こし方ではありましたが

ここから完成まで

もう現場を寝かせるわけにはいきません

 

 

それでも無事に

建方も完了しましたので

 

 

月曜の朝まで

ゆっくりおやすみ

芸術の秋

どうやら私は大阪万博へ行っているらしく

 

「どうやら」と書いたのは

ほとんど記憶がないからなのですが

 

動く歩道の印象は

客観的なニュース映像だった気もするし

人混みのすごさで有名な 月の石は

見ていないはずだし

 

それでも大阪万博へ行っている以上

太陽の塔 の足元を

通っていることだけは間違いなく

 

当時5歳だった私に

あのすねたような口元は強く刷り込まれたようで

 

そののち10歳時

小学校の陶芸の時間に造った器の底に

塔の顔が現れていたのは

軽くトラウマとして残った証左でしょうか

 

人類の進歩と調和 という万博のテーマに

反発するような

 

意志の強そうな鼻柱 曲がった口元 シワの寄った眉間

背中に描かれた入墨のような黒い太陽が

何を伝えようとしていたのか

 

歳を重ねるごとに 再び気になっていた

トラウマの塔の

 

内部見学のニュースに

そわそわとしていたところへ

こんな映画が

 

 

いそいそと出掛けて参りました 10月の日曜日

 

もっと造られた経緯とか製作の様子とか

丹下健三とか黒川紀章とか

見せてくれたら嬉しかったのですが

 

映画の主軸は

岡本太郎と太陽の塔に対する論評で

十数人の専門家が今の時代と塔を重ねて

推察するインタビュー映画

 

一部 あまりに太陽の塔を神格化する論評に

違和感を覚えたりもしましたが

 

それでもトラウマの塔で気になっていたことが

少しは分かったような気になりました

 

それはともかく

大きなスクリーンで存分に

塔の映像を見られたことが

何より私にとっての 芸術の秋

 

今年終盤を乗り越える力となってくれました

現場から住宅へ

始まる現場があれば 終わる現場もあります

 

終わると言っても工事が終わるだけで

施主さまにとっては始まりの瞬間

 

 

工事の終盤まで 照明器具の取付高さなど

笑顔で打合せさせていただけたのも

 

楽しいひと時として記憶に残ります

 

 

 

 

お引渡しの日の後

カーテンコールのように

 

 

引き続き 外構工事を施工させていただきましたが

 

 

それも終われば 静かに エンディング

 

 

 

幕が降りるとともに

私たちは退場します

 

毎度のことながら この瞬間は

寂しいようなホッとするような

 

 

現場との付き合いは一区切り付きましたが

これから住宅との付き合いが始まります

 

何かと手の掛かる箱もあれば

あまり手の掛からない箱もあったりで

 

それでも どの箱もかわいいのは

子供と一緒

 

現場監督を長くやっていると 不思議なもので

よその(工務店が建てた)箱まで

かわいく思えるようになったりして

 

それはともかく

完成までありがとうございました

 

これからも

末永くのお付き合い よろしくお願いいたします

街の中で始まる

昨年の9月も雨の多かった記憶がありますが

今年の9月も台風→雨の繰り返し

 

それでもそのおかげで

猛暑だった今夏を忘れられるようになったころ

 

 

雨降って地固まりますように

との願いをこめて 地鎮祭

 

 

長靴 合羽 曇り空

 

 

2年ほど前に 岡崎でご一緒させていただいた

東京の設計士さんにお声掛けをもらい

このたびは名古屋市天白区の街の中

 

再度お声掛けいただけましたので

特典・ポイントの類をご用意したいところなのですが

 

そこは まぁ その お仕事で ということに

 

歯切れの悪い答えで申し訳ありませんが

 

皆さま そのつもりのご準備

よろしくお願いいたします