職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
芸術の秋

どうやら私は大阪万博へ行っているらしく

 

「どうやら」と書いたのは

ほとんど記憶がないからなのですが

 

動く歩道の印象は

客観的なニュース映像だった気もするし

人混みのすごさで有名な 月の石は

見ていないはずだし

 

それでも大阪万博へ行っている以上

太陽の塔 の足元を

通っていることだけは間違いなく

 

当時5歳だった私に

あのすねたような口元は強く刷り込まれたようで

 

そののち10歳時

小学校の陶芸の時間に造った器の底に

塔の顔が現れていたのは

軽くトラウマとして残った証左でしょうか

 

人類の進歩と調和 という万博のテーマに

反発するような

 

意志の強そうな鼻柱 曲がった口元 シワの寄った眉間

背中に描かれた入墨のような黒い太陽が

何を伝えようとしていたのか

 

歳を重ねるごとに 再び気になっていた

トラウマの塔の

 

内部見学のニュースに

そわそわとしていたところへ

こんな映画が

 

 

いそいそと出掛けて参りました 10月の日曜日

 

もっと造られた経緯とか製作の様子とか

丹下健三とか黒川紀章とか

見せてくれたら嬉しかったのですが

 

映画の主軸は

岡本太郎と太陽の塔に対する論評で

十数人の専門家が今の時代と塔を重ねて

推察するインタビュー映画

 

一部 あまりに太陽の塔を神格化する論評に

違和感を覚えたりもしましたが

 

それでもトラウマの塔で気になっていたことが

少しは分かったような気になりました

 

それはともかく

大きなスクリーンで存分に

塔の映像を見られたことが

何より私にとっての 芸術の秋

 

今年終盤を乗り越える力となってくれました

現場から住宅へ

始まる現場があれば 終わる現場もあります

 

終わると言っても工事が終わるだけで

施主さまにとっては始まりの瞬間

 

 

工事の終盤まで 照明器具の取付高さなど

笑顔で打合せさせていただけたのも

 

楽しいひと時として記憶に残ります

 

 

 

 

お引渡しの日の後

カーテンコールのように

 

 

引き続き 外構工事を施工させていただきましたが

 

 

それも終われば 静かに エンディング

 

 

 

幕が降りるとともに

私たちは退場します

 

毎度のことながら この瞬間は

寂しいようなホッとするような

 

 

現場との付き合いは一区切り付きましたが

これから住宅との付き合いが始まります

 

何かと手の掛かる箱もあれば

あまり手の掛からない箱もあったりで

 

それでも どの箱もかわいいのは

子供と一緒

 

現場監督を長くやっていると 不思議なもので

よその(工務店が建てた)箱まで

かわいく思えるようになったりして

 

それはともかく

完成までありがとうございました

 

これからも

末永くのお付き合い よろしくお願いいたします

街の中で始まる

昨年の9月も雨の多かった記憶がありますが

今年の9月も台風→雨の繰り返し

 

それでもそのおかげで

猛暑だった今夏を忘れられるようになったころ

 

 

雨降って地固まりますように

との願いをこめて 地鎮祭

 

 

長靴 合羽 曇り空

 

 

2年ほど前に 岡崎でご一緒させていただいた

東京の設計士さんにお声掛けをもらい

このたびは名古屋市天白区の街の中

 

再度お声掛けいただけましたので

特典・ポイントの類をご用意したいところなのですが

 

そこは まぁ その お仕事で ということに

 

歯切れの悪い答えで申し訳ありませんが

 

皆さま そのつもりのご準備

よろしくお願いいたします

まぁまぁ海に近いところで

初進出 高浜市です

グーグルマップによると 最短距離は45kmほど

知多半島道路経由で50km 1時間コース

 

衣浦大橋の北東 1kmのところ

という説明を今後していくことになりそうです

 

地図をながめての素朴な疑問は

 

そもそも衣浦大橋の辺りってぇのは海なのか河なのか

衣浦トンネルの付近になると 周囲の風景もあり

まぁまぁの確証を持って「海!」と言えるのですが

 

まず追々と施主さまにお聞きしていこうかと思っています

 

 

さて

そんな高浜市の丘の上 うれしくありがたい広い敷地で

 

 

爽やかな秋晴れの下 地鎮祭

 

 

 

 

ほどなく着工の運びとなりますので

皆さま ご準備よろしくお願いいたします

今日も現場で打合せ

やはり 物事を決めるにあたっては

このように現場で図面を広げます

 

 

もちろん 横では大工さんが仕事をしています

 

 

そこに加えて

お兄ちゃんと双子の妹ちゃんがいるくらい にぎやかな方が

打合せもはかどるというものです

 

 

服部信康建築設計事務所さんの

秋季オープンハウスシリーズが開幕し

私もこの週末 参戦させていただきましたが

 

この状態の 打合せ風景などを

オープン現場 するといいんじゃないかなと

 

【ホントの現場 お見せします】 とか

【実録 現場 24時!】とか

ナイトZOOならぬ 【夜の現場探訪・深夜の土間押え】とか

【夜の現場探訪その2・今夜は器具付け/明日は引き渡し編】

など

 

建物に興味を持っていただくのと同じように

物を造る過程を知ってもらう機会も考えていきたいですね

現場で打合せ

物事を 決める にあたっては

このように現場で図面を広げます

 

 

 

現場でサンプルを組み立てたりもします

 

 

横では大工さんが仕事をしています

 

にぎやかなくらいの方が

打合せもはかどるというものなのです

寝かせる

9月の20日ごろまでは

 

 

現場にも 人の出入りと動きがあって

 

 

にぎやかで 緊張感のある時間が流れていましたが

 

 

10月に入ってからは秋雨に打たせて しっとり

 

 

鉄骨を待つ 静かな時間に

現場を寝かせていますのです

私たちの営業

普段より大変お世話になっている

箱屋にとっては生みの親とも言うべき設計士さんの

オープンハウスの告知が始まりました

 

 

特段の広告手段を持たない私達の

数少ない営業の場が オープンハウス で

 

実際の建物を見ながら

そこに住まわている人の話を直にうかがうことで

設計から施工の流れや

住み心地などを感じていただけたらと思っています

 

今回開催のオープンハウスは

5軒連続のご案内となっておりまして

施主さまが違うのはもちろんのこと 施工工事店も様々で

それぞれの家ごとにいろんなお話を聞くことが出来るはず

 

こうしたオープンハウスと
各住宅会社が運営するモデルハウスとの大きな違いは

いわゆる 一点物 であるというところ

 

一般多数のお客さまに最大公約数の家造りを説明する場所が

モデルハウスであるのに対し

 

実際に生活されているご家族の家を

ご厚意を受け公開させていただくことで

皆さまそれぞれに家造りのヒントを感じられる場になればと考えています

 

ゼロから始める家造りのきっかけとなるような

言わばカウンセリングの場

それが今回の連続オープンハウス

 

50代半ばになろうとするおしゃべり好きの 服部さん

現地で待っています

 

 

 

家造りにはマニュアルも手順もありません

その人なりの ご家族なりの家造りを

ご一緒に考える機会となりましたら幸いかと

 

土地もなければ金もない

あるのは 夢と希望だけ という方も大歓迎

 

いつの日にかの 家造りのためのイメージトレーニング

始めるきっかけには好適の季節かと思います

 

 

一点ご注意としまして

今回主催の 服部信康建築設計事務所 さん

こちらの事務所名で検索していただいても

まぁ まともなホームページがございません

 

上記 オープンハウスの告知の写真をクリックしていただくと

唯一機能している「服部信康建築設計事務所 News」にリンクしていますので

そちらからお問い合わせいただくか

 

Instagram やらもお始めになったようで

そちらもご参考までに

 

箱屋関連の業者の皆様も

身近のところで家造りをご検討の方がお見えでしたら

ぜひお勧めを

 

私も現地にうががい

精一杯ご案内させていただく予定でおります

現場は本日も平穏で無事

 

今夏の猛暑にバカ売れしたという

空調服の効果もボンヤリするほどの暑いさなか

鉄筋屋さんが取り組んでいるのが

 

 

知恵の輪

 

 

じゃなくて 基礎の大事な配筋工事

 

 

先日完了した杭の上に乗せる

人間で言えば足腰の骨みたいなものでしょうか

 

木造住宅だと 7〜8棟分に相当する量の鉄筋を

今年の暑さの中で 決められた手順と形に組み上げるのですから

そりゃあもう 大変です

 

組み立て手順を間違えたら はいそれまでやり直し

鉄筋が重なる順番やら重ね方 その上太さも様々

事細かに決まっています

 

 

ひと通り組み上がれば 次は恒例 配筋検査

 

図面通り組み上がっているか 見落としはないか

太さ・サイズは間違っていないか

正しい順番になっているか

 

いや 別に悪いことしてるわけではないのですが

検査はいつも ドキドキとビクビク のひと時

 

 

さて 事前に施工図などのやり取り・確認が出来ていたのと

鉄筋屋さんのがんばりのおかげで

是正無しに検査完了

 

本日も現場は平穏で無事で ありがたく思います

我々は か弱い

私もいわゆる

工務店のオヤジ というカテゴリーに属する者の一人でして

 

私自身が世間さまからどのように見られているかは

それはそれでこっそり聞いてみたいところではありますが

それとは別に

建築業全般のイメージ向上は必須と思う者であります

 

さて工務店のオヤジ

世間さまのイメージはきっと

 

ゴツゴツとした岩のごときであったり

茶髪・色黒・イケイケの人であったり

狡猾な視線の高級外車乗りであったり

 

工務店の人が登場するドラマ・マンガも少ないのですが

出てくるとすれば おおよそ上記3タイプ しかも脇役

いずれもひとクセありそな 要注意人物扱い

 

つまり工務店の人は どうも怖がられているフシがあるのです

 

「怖がられている」の根拠を思いつかないわけではありませんが

結局のところ 何でしょうかね

見た目っすかね と開き直るしかありません

 

ここで表題の「我々は か弱い」ですが

これに「だからあまりいじめるな」というセリフが続きます

 

このセリフが載るのは「寄生獣」というマンガ

もう30年近く前の作品になることを知り驚いていますが

30年近く前に読んだこのセリフは強く頭に残っています

 

簡単に書けば

人間に寄生した上で人間を主食とする

そんな宇宙から来た生物と人類との闘いが主軸の物語

そして人類よりずっと強者であるはずの寄生獣が

物語の中盤で語ったセリフが 我々は…です

 

 

最近 このセリフが何かにつけ思い出されます

 


もちろん我々建築業者は寄生獣などではなく 一般の社会人で

日々 かなり真面目に

施主さまに喜んでいただく家造りのため

不完全な図面を実体化させる技術と知恵を提供しつつ

設計図書と様々な要求と見積書に翻弄されながら

精一杯の一年を過ごしています

 

ところで 世間の皆さまは我々建築業者が

 

どこかでズルをしていると思いますか?

手抜きをしていると思いますか?

余分に儲けていると思いますか?

 

そう思われても仕方のない事件があることは私も知っています

「建築業者 愛知」と検索するつもりで

「建築業者 あ」 まで入力すると

すぐに「建築業者 悪徳」と変換されるくらいですから

今も被害を受けている人がいるのでしょう

 

ただ手抜きをしても余計に儲けるつもりで見積書を水増ししても

何でしょうね そんな建築業者でも

一瞬は小金持ちにはなれても大金持ちにはなれないのが建築業

効率の悪さとリスクの高さは天下一品の業種です

 

そして悪徳業者がズルズルと消えては現れ

それとは別に

そんな建築業の悪いイメージに引きずられ

悪者扱いとまではいかなくても

どこかで向けられる疑いの目に

優良の工務店や職人さんまでが消えてゆき 辞めてゆく

 

さぁ 今から数十年後? 十数年後?

欲しいと思う家が建てられなくなる

造ってくれる人がいなくなる

 

そんな時代がやって来ますが

どうしましょう

 

 

我々は か弱い だからあまりいじめるな

 

 

まぁまぁの 絶滅危惧種

本来なら保護の対象でもおかしくないのですが

誰も助けてくれそうにありませんし

自己責任のところがあるのも分かっています

 

それが分かった上での

今は 建築業を守る闘いの日々

家造りの未来は 今から自分たちの手で

造っていかなくちゃいけないようです