職業・箱屋  箱を作るお仕事してます
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たたみ掛ける

完成の日が刻々と 近付いていますので

 

 

 

 

 

 

 

総動員 

 

 

 

 

 

たたみ掛けているところです

 

足場最速

建前の日からの 2ヶ月

足場を解体できたことは 大変喜ばしく

 

かのように白くかわいらしい箱が

 

 

ポっと咲く様は

ただただ微笑ましく

 

 

お若い家族が住むに これぞ相応しく

 

 

完成後も楽しく住んでいただけそうで ありがたく

 

 

 

その上 ここからの仕掛けを

私は楽しみとしております この箱らしく

にぎやかな庇

前日までは つんつるてん

 

 

抑揚のない顔の 箱でした

 

 

 

だったのですが 6月19日

この鉄を 足場と箱の間に すべり込ませ

 

 

 

あとはもう ガチャガチャ ブンブン

梅雨空の下で にぎやかに

 

 

 

寄ってたかって 取り付けすれば 2日間

 

 

 

凛々しく 濃いめの男前

 

 

二枚目どころか その四倍

八枚庇のお披露目です

ほめて伸ばすタイプ

こちらの施主さまは

私たちを ほめて伸ばすタイプ

 

 

むやみに ではなく

キチンと現場を見た上で

的確に ほめていただけるものですから

 

 

 

 

金子くんも伸びましたし

施工の皆さんも

実力以上を発揮できているように感じます

 

 

 

長い工事にお付き合いいただき

心より感謝いたします

 

まもなく完成 出来栄えにも感謝です

建前から4ヶ月半

寒さに震えた建前の日から4ヶ月と半分で

 

 

足場を取ることが出来ました

 

 

 

現場でこまめな打合せを 重ね

 

 

季節を冬→春→初夏→梅雨と重ね

 

 

そこに 製作を重ねまし

 

 

 

いつもお世話になっている

設計事務所さんとの協業です

 

いかに工事をスムースに進めるかを

意識していただけたこと 大変ありがたく

 

 

スマートでありながら

密度濃い目を目指した箱造り

 

達成しつつあるところを実感しております

静かに待つ

 

金属屋さんの工場にて 着々と

加工が進められています

 

 

釣り上げられたカジキマグロ然の大物感

この部材の用途は

写真は まだごく一部に過ぎず

 

長さ6.8m 出幅700个療竿 計8枚

建物南面全体を飾るように 上から下へとほぼ1m間隔に

ズラッと連なる予定でありまして

総重量 聞くのも恐ろしや

 

 

片や 現場の方では粛々と

内装 ベニヤ貼りが進行し

 

 

巨大な庇の到着を待ち焦がれる日々

 

 

鉄とガラスとベニヤの箱となるはずの

完成前は まだ静か

 

大きな建物

6月13日の土曜日は

東海地方梅雨入り発表後 3日目で

雨天が約束されていても不思議はなく

朝の予報 降水確率80%

 

 

それが テント準備の完了のころには

一時的にも雨が止み 気温も抑え気味

 

雨天の地鎮祭定番

「雨降って地固まる」の常套句が ピタリとはまる

まずまず快適な天候で祭事をお迎え出来ました

 

 

 

 

 

今回は

お店と住居を併合した大きな建物になりそうです

 

なりそうです…ではなくて 

大きな建物になります

 

大きな建物を建てるのですから

敷地は広く 助かります

 

 

植物を扱う温室のような店舗と

5人家族がお住まいになる住居を

一つ屋根の下に成立させるのが 今回の任務

 

温度管理・空調管理・日射管理など

人にも植物にも優しく造らなければいけません

 

人に対してですら 優しく出来ているとは言い難いのに

植物にまで優しくとは

 

ともあれ地鎮祭の今日が

どちらにとっても優しい天候だったことは幸先が良く

 

完成のころには

人にも植物にも優しい工務店となれるよう

 

勉強学習の箱造りを スタート いたします

技術革新

というほど大層なものではありませんが

 

とある開口部の組み立て方に

大工さんが頭を抱えていましたので

 

設計士さんから送ってもらっている図面を

もう少し詳細に起こし

3Dでグリグリと動かして見せるまでが

私の目一杯の技術革新

 

 

タブレットで各接続部をグリグリ回転させながら

 

ここがここにくっついて

ここがここにはまるから

なるほどこうなるのね

 

と 大工さんと検討してみると

 

図面に描けないものは造ることが出来なくて

図面で描けさえすれば造ることは出来る

 

ということがよく分かります 当たり前ですが

 

ただ その図面を見て

実際に作るのは やっぱり大工さんの手であって

タブレットの中でグリグリ動いていても

相も変わらず絵に描いた餅のまま 味もなく

 

美味しそうに仕上げるには

まだ やはり 手の力 が必要なのでしょう

 

もちろん3Dプリンターという言葉も聞いています が

私の現役は せいぜいこのタブレットのグリグリまでで

 

次世代の監督さんたちの進める革新が どのようなものになるか

私が現役のうちに見せていただけるとうれしく思います

見積3ヶ月

コロナのニュースと時期の重なる

ここ直近の3ヶ月

 

自粛の一言に押さえ込まれるまでもなく

引きこもりの見積作業が続きました

 

改修・増築・新築…など何軒見積しましたかしらん

 

それぞれに想いのある資料を前に

軽いタッチで電卓を叩くなど出来るはずもなく

 

意識を静かに図面へと

波立てず泡立てずに 染み込ませ

建つであろう場所と2次元の図面とを

自分の中に同期させながらの見積作業 3ヶ月

 

図面もそれはそれは

精魂込めて描かれていること 理解しております

 

でも見積する側も同じくらいに いやそれ以上かもに

精魂込め なのですよ

 

図面が出来上がるとね みんなすぐに

それがいくらで出来るのかを知りたがるんです

 

もちろんそれは今の時代において

当然の当たり前

お気持ちは痛いほど分かっているのですが

 

さて こちらも死活が掛かっておりまして

図面に描かれていないところまで読み取って

未解決の施工手順や

これ絶対に必要となるはずだよねという部品まで

想定して試算するのが 私たちの見積作業

 

家一軒 頭の中で組み立てておりますの

 

で そこまで頭の中で組み立てが出来ていても

その上に 多くの関連業者の皆さまの知恵を借りないと

造れないのが こちらの家造り

 

3ヶ月 丁々発止の見積作業の副産物は

1年半ぶりのギックリ腰で

 

良い箱が出来るのであれば

俺の腰などくれてやる!

との想いもありつつ 腰痛の辛さには勝てず…

 

 

以上 見積の提出まで

上記のごとき葛藤と過程が繰り広げられている旨

 

心にお留めいただければ幸いに思うところであります

こういう時代

私が現場監督を始めた頃を振り返り見れば

 

女性の監督と一緒に建前作業をするなんて

そんな時代が来るなんて

 

 

いや そんな時代も いつかは来るだろうと

思ってはいましたよ

 

30年前だって女性の職人さんをお見掛けしてるし

女人禁制なわけでもないし

 

でも まさか

自分が始めた工務店で

女性監督を雇用することになろうとは

今春から2人目 これも縁でしょうか

 

 

その新人監督の初建前が

こちら豊明のOさま邸

 

 

施主さまも 設計士氏も 担当監督 金子くんも同級生

うーん 若い

 

 

 

このたびのミッションは

同級生の同級生による同級生のための箱

 

私たち おじさんはサポートに徹します

 

 

 

屋根の最頂部に載せる部材が「棟木」

この「棟木」を「上げる」ことが

「上棟」という言葉の起源で

 

この日もケガなく

棟を上げることが出来ました

 

 

作業自体 ほぼほぼ順調

施主さまも 至極ご機嫌

お弁当付きの ご満悦 をいただきました

 

 

 

 

 

建前という 全工期中でも大きなイベントは

作業している私たちも楽しくて

 

そして

個人の住宅を製作しているので 特にですが

 

その時に見せていただける施主さまの笑顔が

現場の原動力であり推進力となり

箱の完成度を上げてくれるのです

 

 

さて


施主さまの年齢は一定の層で定着しています

ふと気付けば 我々は年々に歳を重ね

その分 施主層との乖離が始まります

 

職人さんも一朝一夕で確保出来ませんし

一件二件の付き合いで意思を統一することも出来ません

 

私の経験を体験として伝えられるうちに

私の感覚が古ぼけてしまう前に

そんなつもりで 次世代の人に接します

 

職人さんの質については

実はそれほどの懸念はしていません

 

技術の直接の継承は難しくても

技術を得る機会さえ失われなければ

職人さんは存続してくれると信じます

 

それよりも監督の質の確保

それが出来る工務店しか生き残れないのかな と

 

 

量産型を目指すか個別対応型を突き詰めるか

 

二兎は追えなさそうな そういう時代